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疲れ目について

疲れ目はなぜ起こるの?

疲れ目人間の目はちょうどカメラのようになっています。目の表面には、主レンズである角膜(黒目の部分で、直径約11mm、厚さ0.5mm)があり、その奥にピント合わせ用の水晶体があります。近くの物体を見る時、目は目の中にあるピント合わせ用の筋肉を緊張させ、水晶体の厚みを増し、近くの物に焦点を合わせます。
通常の作業では色々な距離を見ます。そのたびにピント合わせの筋肉は緊張と弛緩を繰り返します。つまり、近くを見る時は緊張し、遠くを見る時には弛緩するわけです。
ところが、近業を長時間続けますと、このピント合わせの筋肉がずっと緊張したままとなり、強い疲労を感じるのです。

疲れ目の原因は?

長時間、目を酷使すれば、ある程度疲れ目がおこることは避けられません。しかし、その疲れが短時間の休養で回復しない場合や、短時間の作業でおこってくる場合には必ず何か原因があります。

  1. 遠視や近視の過矯正(強すぎるメガネやコンタクトレンズ)
    若い頃はピント合わせの力が十分あるので遠くも近くもよく見えますが、過矯正のメガネやコンタクトレンズを装用していると目には大きな負担がかかります。
  2. 老眼
    老眼になっているにもかかわらず無理をして近くを見ている場合
  3. 遠近両用メガネの近用部がうまく使えていない場合
    遠近両用メガネは、普通、下方視で読書をすることが多いため、近用部は下内方にデザインされています。コンピューター画面を遠用部で見たりすると、疲れ目の原因になります。
  4. コンタクトレンズのフィッティング不良や劣化(汚れ・変形)
  5. 緑内障・白内障など
    緑内障は、気づかないうちに視野が欠けてくる病気で、日本人では40歳以上の3.5%が罹患していると言われています。一度欠けた視野は回復しませんので、早期発見、早期治療が大切です。
  6. ドライアイ
    ある施設での調査では、疲れ目を訴えて来院した方の60%にドライアイが認められたという報告もあります。
  7. パソコンなどの青色光(ブルーライト)の影響
    近年、パソコン、液晶テレビ、スマートフォンなどのディスプレイから発せられる青色光による網膜の酸化ストレスが、眼精疲労の原因の1つと言われています。紫外線に近い青色光は、可視光線の中で最も強いエネルギーを持った光で、近年、網膜への影響が指摘されています。青色光をカットする眼鏡をかけることで、目の疲れが軽減されることもあります。
疲れ目の原因
このように、目の疲れにはさまざまな原因がありますので、眼科を受診し、適切な指導を受けられることをお勧めします。